タイ/バンコクのゲーセン

タイのゲーセンへ行ってみて驚いた。アツい。そう、それは一昔前の日本といった具合。格闘ゲームは皆対戦プレイを楽しんでいるし、シューティングゲームで上手なプレイヤーが現れると人だかりができる。ゲーム筐体は2〜4年前の物が中心で、人気のゲームはというと「SEGA デイトナUSA」「SEGA THE HOUSE OF THE DEAD」「SNK キングオブファイターズ97」「CAPCOM 194X」等。

特にデイトナUSAの人気っぷりには目を見張るものがあり、4台並んだ筐体は常に満員で対戦プレイがひっきりなしに行われている。webmasterはデイトナUSAを中坊時代に親の金をちょろまかしてまでやりこみまくったもので、このタイのゲーセン事情を見て嬉し懐かしで少々感慨にふけってしまった。

勿論、感慨にふけるだけで満足できるwebmasterではないので、10バーツ硬貨(約30円)を握り締めてデイトナUSAのプレイ順を待つ。先から見ていた限りでは、対戦に使われるコースは中級コースの様だ。皆、中々の腕前。だが勝てる自信はある。

プレイ順が回ってきたので、座席に座り、コインいっこいれる*1。中級コースを選び、シフトチェンジはマニュアルでいざスタート。中級コースは停止状態からのスタートなので、シフトを1から順に上げて行く。しかし、ここでアクシデント発生。3速に入らない。日本でも稀にシフトレバーが壊れていることがあったが、タイも例外では無かった。それにしても、3速に入らないのは辛い。ドリフト走行後に3速に落として加速をスムーズに行うことが出来ない。

はずみで直ることを期待して壊れたシフトをドカドカ叩きつつゲームを続けたが一向に直る気配は無く、しまいには4速に入れると2速に入ったりして、結果は惨敗。悔しい。もう1回!と思っても、次のプレイでは別の筐体は全て埋まっているし、このイカれた筐体はこりごりなので日本語で文句を垂れつつ退散した。

...と、あまり楽しげでは無い話をしてしまったが、日本でゲーマーな方、もしくはゲーマーだった方ははタイ/バンコクに旅行に来た際は是非ゲーセンへ行くことをお勧めする。筐体2台を使った対戦台が殆ど無いので乱入対戦は少々躊躇するかもしれないが、思い切って隣に座ってコインを挿入しよう。声をかける必要は無い。普通のタイ人が落ち物系ゲームをプレイしていて、隣に他人がいきなり座り込み乱入対戦を始める、といった光景がごく普通に見られる。女性同士であっても、だ。

ゲーセンのある場所は、ツアー旅行ならほぼ必ず行くであろうバンコクのワールドトレードセンターの6階にある。両替器は無いので、10バーツ硬貨が無いときは中心付近のカウンター内にいる店員に紙幣を渡せば両替してくれる。これも終始無言でOKだ。

海外旅行に行ってまでゲーセンなんて...と思わずに、ゲーマーな方はとりあえず足を運んでみては如何だろう。

*1:このフレーズにピンときた貴方はマニア。わからない貴方はgoogle:コインいっこいれる